【FPX vs G2から考える】プロプレイヤーが絶対にメタチャンピオンを使えるようにしないといけない理由【翻訳記事】

2019年11月13日水曜日

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【FPX vs G2から考える】プロプレイヤーが絶対にメタチャンピオンを使えるようにしないといけない理由

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俺個人の意見としてFPXが勝利した理由は彼らがメタチャンプを高レベルで使えていたからだと思う。一見プロにとってメタチャンプを使えるということは当たり前のように感じるけど、実際今回のWorldsに出場した多くのチームがメタチャンプを求められる水準まで使いこなせないという理由で、チームにドラフト面で負担をかけていた。

今回はG2とFPXの決勝でのドラフトに注目しながら、メタチャンピオンを高水準で使いこなせるということがどれだけ大事かを解説していきたいと思う。




まず決勝戦の1戦目からみていこう。

△1戦目のBan/Pick

ブルーサイド側だったFPXはシンドラを初手でBAN。理由はCapsのSKT戦でのパフォーマンスがとても良かったから。それに対してG2はパンテオンをBANした。理由は皆も知っている通り、パンテオンは今大会のパッチではOPすぎるからね。

その次にFPXがBANしたのはグラガス。これはPerkzの得意とするヤスオをピックさせにくくすることと、BOTレーンが辛くなることを懸念してでのBANだね。そしてこれに対してG2が行ったBANはキヤナ。iG戦でのTianのキヤナのパフォーマンスはとても良かったからそれを恐れてのBANだとわかるね。

そしてここからがFPXのすごいところだった。彼らが3番目のBANに選んだのはカイ=サだったんだよね。しかしこのBANは一見変に見えるんだ。その理由は2つある。

・一つ目はFPXのADCであるLWXはカイ=サのパフォーマンスがとても優れたプレイヤ
 ーとして有名だったこと。しかもWorldsで一番ピックしていたのがカイ=サ。


・二つ目はPerkzが今大会あまりカイ=サを好んでピックしていなかったこと



しかしこのカイ=サをBANしたことはG2にとって究極の選択をせざる得なくなってしまった。今大会最強格のADCであるザヤをピックするか、それともFPXの得意なライズorガングプランクを取り上げるかの2択だ。

しかしどっちを取ったとしてもG2側はBANとピックで2つしか取り上げられないから、結局絶対に取らせたくない3体のうちの1体をFPXに渡さないといけなくなる。何故ならPerkzの高水準で使えるチャンピオンプールが狭かったことと、グラガスとカイ=サをBANされたことでそれがもっと狭くなったからね。※

※1戦目のPerkz
結局この試合はブルーサイド(最初にピックできる)LWXにザヤを渡したくなかったため、ザヤをBANし、Perkzは全く使っていない&そこまで強くないヴァルスをピックした。


次に3試合目を見ていこう。

△3戦目のドラフト

1試合目と同じでブルーサイドだったFPXはシンドラ→グラガスの順でBANし、対するG2もパンテオン→キヤナをBANと一試合目と全く一緒のBANになった。そして3番目のBANがFPXが一試合目と同じくカイ=サをBANしたのに対して、G2はザヤの代わりにラカンをBANした。

そして再びG2は究極の選択を迫られることとなる。

というのもG2がザヤじゃなくラカンをピックした理由は、LWXがカイ=サを贔屓する傾向が強かったことからFPXがザヤをピックしないだろうと打算したからだ。しかしFPXはそれをあざ笑うかのようにザヤをファーストピックで取り上げた。そしていとも簡単にFPXは強いBOTDUOを生み出すことができた。

そしてザヤを取られてしまったG2は大パニック。しかも強力なサポートであるラカンも自分たちがBANしてしまったせいで使えない。結局3試合目はFPX側が圧倒的に自由なドラフトを組める結果となってしまい、この時点でG2は割と絶望的だった。

そしてここからが言いたいことだけど、この2試合でFPX側がドラフトで勝つことができたのは明らかに彼らがメタチャンピオンを高水準で使いこなせるからだ。

例としてG2側が常にBANせざる得なかったキヤナを例に挙げよう。Tianのキヤナが強すぎるせいでG2側はTianにどうしても渡したくない。

もしここでJankosが彼並みにキヤナが使えたならばまた違っていただろう。でもJankosはキヤナをそこまで使いこなせないからずっとBANしていた。否、せざる得なかった。


△JankosとTianのキヤナのスタッツ。ここからでもJankosがキヤナが苦手なことがよく分かるものとなっている。

つまりJankosがキヤナを使えないという事実はチームの足かせになり、常にG2はFPXにBAN枠を無料で渡していた。

そして選手がメタチャンピオンを高水準で使えないという問題は、決してG2だけが抱えている問題じゃない。Worldsに参加した殆どのチームがなんらかの形で抱えていたんだ。



さいごに

あらゆるメタチャンピオンを最低でも試合で使えるレベルに仕上げるということは非常に重要なことだ。何故なら使えるチャンピオンの数が多ければ多いほど、ドラフトが比例して楽になっていくからね。

具体例を挙げていこう

Cerosというプロプレイヤーがいるとする。彼はとてつもなくハイマーディンガーが上手い。そのおかげで殆どの敵チームがハイマーをBANしてくれることとなった。

しかし代わりに、Cerosはライズやキヤナを高水準で使うことができない。だからそんなCerosにライズかキヤナを渡したら殆どの確率でその試合は負けるだろう。

この時点でCerosの所属するチームはドラフトで問題を抱えることとなる。そしてこれを解決するための手段として、チームはBANもしくは新たなカウンターをピックするという対策を講じないといけなくなる。

一方相手チームはBAN枠を無料で貰ったことに等しい状態となり、その分ドラフトが楽になる。つまりCerosの所属するチームは戦ってもいないのに不利を背負った状態で戦わないといけなくなるんだ。こんな状態で勝ち抜くのははっきり言って厳しいよ。

※原文ではScarraのカタリナとなっておりますが、分かりやすくするためCeros選手のハ
 イマーディンガーにしました。

最終的に何が言いたいのかというと、プロ選手なら絶対にメタチャンピオンを試合で使えるぐらい使いこなせる状態にしないといけないということだ。試合で使える水準といってもわざわざ100点レベルまで使えるようにしろといっているわけではない。60〜70点でも構わないんだ。

LWXとPerkzを例に挙げよう。LWXのザヤはハッキリ言って、Perkzより上手くない。
でも彼はザヤを70点のレベルで使えるため、Perkzに使わせないためにピックすることができる。そしてこれはドラフトをやる側からすると、かなり有利になるんだ。

だからこそ、プロプレイヤーは求められる基準ぎりぎりでも構わないからメタチャンピオンは一通り使えるようにするべきである。

まとめ

めちゃくちゃ納得の行く解説。オフメタはおまけでしかないのかもしれない。


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